は!?惑星準備室

NYの学生起業家が最高のSNSプラットフォームを作る話

究極に使いやすいデザインとは? ~二種類の直感を使いこなせ~ ( ユーザビリティ革命 #1)

ごきげんよう, たんのです

4月に入ったのに未だに雪が降ってるのに苛立ちを隠せません

今回も徐々に日本語が崩壊します

 

 

今日は

 「直感的に使いやすいデザインってなんだろう?」

                              って話をします

 

 

読むのがめんどくさい人は最後だけ読んでもいいですよ

理屈を抜きにして便利です

 

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皆さんも

   「直感的に使いやすい」

                       って言葉よく聞きません?

 

 

 

僕たちの開発している CPS -"Planets" は

 

 

"言語的情報を極限まで削ぎ落とすことでユニーバーサルなデザインを実現する"

 

 

ことを目標にしています

 

 

 

さらにいうと

 

"文化や言語的背景に依存しない, 世界中誰が使っても違和感のないシステム"

 

が作りたいんです

 

 

 

そのためには言葉による説明をゼロにして, 誰でも簡単に使えるようにしたい

 

 

 

 

今時フォークの使い方とか, コップの使い方なんて誰も説明しないじゃないですか

 

 

 

 

そのために「直感的操作」を追求してるのですが

 

 

 

 

その直感直感ってなんやねん誰がそんなん決めたんじゃ

 

 

そこで今日は僕の考える「直感」について語ります

役に立ったら参考にしてください

 

 

 

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今回は思考の流れを書いていたらすげー長さになっちゃうので

いきなり考えた結論から行きます

 

 

 

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直感は二種類に大別できます

 

 

 

 「生物的直感」「文脈的直感」です

 

 

 

 

「生物的直感」は我々の生き物としての直感や, 発生学的な体の作りからなる感覚です

 

 

 

例えば

 

    「赤は警告」で「緑は安全

 

                           というイメージ

 

 

 

これは血の色が赤であることや, 植物の色が緑であることから考えられます

故にこういった直感は文化の影響を受けなさそうなので採用

 

 

他にも

 

 

「画面引き上げより引き下げの方が楽」

 

 

なはずなんだけど, これも指の関節が曲がる方向を考えると当然, 採用です

 

 

基本的に生物的直感に基づくデザインはみんなユニバーサルなのであんま悩まなくてもいいでしょう

 

 

 

大事なのは

     「文脈的直感」

                            の方です

 

これは厄介かつすごく応用性が高くて

 

 

特定の文脈でしか通じないデザインは基本的に没なのですが, 逆手に取ればめちゃくちゃ使いやすくなると思うんです

 

 

例えば

 

 

      こういう文章があったらリンクだと思いますよね

 

 

これはインターネットコンテクスト(文脈)です

 

 

基本的にはインターネットに慣れた人にしか通じない文脈ですが, 

オンラインのサービスを作る上では

 

 

      「これはリンクだよ!」

 

 

ってわざわざ言わなくてもわかるので超便利なんです

 

 

逆にリンクでもないのに水色の文字とかアンダーラインは使うべきじゃないです, クリックしたくなっちゃうじゃないですか, そんなの不親切すぎる

 

 

他にも僕らがSNSを使う上で当然のように思ってることですが

 

 

「フィードは下に行くほど古い情報」

「吹き出しのピクトグラムはコメントをつける」

「封筒のピクトグラムはメッセージ」

 

 

なんかはSNSを使い慣れてる人にとっては当然だし, そうでない人にはハチャメチャに不親切ってことです

 

 

仮に真反対で

 

 

「下に行くほど新しい情報」

「吹き出しはダイレクトメッセージ」

「封筒はコメント」

 

 

だったら我々は死ぬほど使いづらいじゃないですか

それほどまでにSNSのコンテクストは刷り込まれているってことです

 

 

各種サービスも互いに歩み寄って便利さを追求してる感がありますね

(facebookとかTumblrはその辺が曖昧なので逆に固有のピクトグラムを採用してるけど)

 

 

 

 

これを上手に応用しているのがNintendoのゲームで

 

「チュートリアルをチュートリアルと意識させないまま序盤をプレイさせ,その操作の応用で全ての機能が使えるようになっている」

 

みたいなんですよ, 天才かな?

 

 

そこから学べることは

 

 

「自分たちのシステムの特別な操作も文脈として刷り込めば簡単に応用させられる」

 

 

ということです, この辺はコンポーネント思想とかも絡んでくるのでいつか話します

 

 

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つまり何が言いたいかというと

 

「ユーザーは誰しも何かしらの文脈の上にいる」

 

ことを念頭に置くべきだろうということです

 

 

その文脈を読み違えると「一部の人には使いやすくて一部の人には使いづらい」みたいなクソサービスになります. 割とよくある話なんですけどね.

 

 

どうやって回避したらいいかというと

 

 

「誰にでも使いやすいサービスは単一なコンテクストの上に成り立つ one-to-one な解決方法を持つべきではなく, 考慮されるあらゆるコンテクストに由来する試行が正解となるデザインによって構成される」

 

 

ということだ

はは, あえて難しくいうことでついて来られる人にだけ伝われっていう意地悪

 

 

このままじゃかわいそうなので一つ例を挙げて終わりにしましょう

 

 

「右フリック, 左フリック, プルダウンのいずれでも行えそうな操作をあえて一つに絞って実装するのはナンセンス」

 

 

ということです

YouTubeとかiTunesのスマホアプリを開いて試してください

 

 

知らないうちにプルダウンでコンテンツを小さくするって刷り込まれてませんか?

ほんとは左右フリックでもキャンセル動作になっていいようなもんですよね

 

 

そういうところを突き詰めていけば誰にでも簡単に扱えるデザインになるんじゃね?

 

 

 

ってことです

役に立つかな?

 

 

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だんだん確信的な発想に迫りつつあるのでちょいちょいこんな感じで意地悪していきます, 気になる人は頑張って解読してください.

 

役に立たねえよって思うならそれでもいいですけどね.

 

実際それを考慮してそうなシステムはたくさんあるんですよ.

Twitterの一部とか, いろんなゲームの操作方法とかね.

 

 

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 次回

 

   「メタファーは根本的解決になりうるのか?」

 

                            デュエルスタンバイ!

 

 

 

 

 

 

 

See you space cowboy...